トンネルをくぐると朝もやの中。
遥か六十里越えをめざして汽車は走る。蒼くかすんだ朝もやを抜けてタイフォンひとつ鳴らして。
その湿り気を帯びた時間は煙草を持つ右手が少しだけかじかむ。列車を待つ間のそんな時間が心地好い。
2020年2月15日 只見線。
トンネルをくぐると朝もやの中。
遥か六十里越えをめざして汽車は走る。蒼くかすんだ朝もやを抜けてタイフォンひとつ鳴らして。
その湿り気を帯びた時間は煙草を持つ右手が少しだけかじかむ。列車を待つ間のそんな時間が心地好い。
2020年2月15日 只見線。