暮れなずむ山里そして陽は落ちて。

陽が沈むと昏くなるのは早い。

夕陽の紅から蒼い時間へと移り行く。

蒼い時間のなんと素敵なことか。たぶん一日のうちで一番心が騒めくからかも。

そして騒めく心を見透かして、やがていっとき灯りに委ねる自分を想像するのも悪くない。

さぁ帰ろう。また今度ね。

2020年2月14日   只見線。

春待ちの田んぼとは・・・。

2月の中旬にこの景色。ひと月半先の景色だね。

山菜もお米も心配。水不足も。

寒気の南下と低気圧の発達が雪の降り方のバロメーター。長続きしないんだよね・・・。

それでも明日は雪予報・・どうなることやら・・・。

2020年2月15日   只見線。

スノーシェッドを抜けて。

坂を上るエンジン音がシェッドにこだまする。やがて飛び出た列車は午後の日差しを受けて深呼吸をすると更にもう一段エンジン音を唸らせ雪原の谷間をすべるように山の奥へと向かっていった。

そしてやっぱり木々の梢も日差しに踊るようにやさしい影を見せている。

カンジキの楕円を楽しみながら車へと戻ろう。

2020年2月15日   只見線。