冬の陽。

冬至に向かう今は本当に陽が陰るのが早い。日の入りだけでも夏至と比べたら二時間半も違うのだから。

日陰で足踏みして列車を待つ。

中学高校の頃は今と違って高機能な下着も無くよくあんな環境で撮影に行っていたものだと思う。まぁそう感じるのは歳をそれだけ取ったということでもあるけれど。同級の友と暫しそんな会話で盛り上がる。

撮影が終わると二人して小走りに車へと戻る・・我先にと・・・。

2019年12月9日   只見線。

蒼き朝。

大白川からの一番列車が薄氷の張る時間に小さな駅に到着する。

駅前では送りに来た家の人の車でほんの少し混雑する。小さな駅だが結構な数の高校生が乗車する。そして列車は駆け足で来た最後の一人を乗せると小出へと発車する。

もうすぐ冬休みの彼ら・・みんな頑張れ。

2019年12月9日   只見線。

上の原の季節。

たくさんの思い出がある此処上の原。

日帰り駆け足の訪問。夕方まで居たかったけれど・・。

出来れば日の出前から暗くなるまで野宿しながら居たかった・・・。

娘が小さかったころ何度か野宿に連れ出した。月明かりの素敵な夜だった・・・。今、大人になった彼女にラインで写真を送り此処どこだと打ったら

うえのはら~と帰ってきた。

嬉しい~ほくそ笑むバカ親・・・。

2019年11月15日   藤原 上の原。

485系の彼。

485系の改造車。よく頑張ったよ。もうすぐ引退だってね。

飯山線の撮影の後でダイヤも見ずにいつもの場所へ。待っていたらきらきら登場。 

新潟にいる頃何度か見かけたがどうもカラーリングが好ましくなく改めて撮影しようとは思わない車両だった。しかしこうして見るとこれはこれでありなのかと・・ある意味目立つもんね。

お疲れ様でした。

2019年11月10日   信越線。

山里の季節は。

柿の木にはまだまだ柿の実がいっぱい。今年はことさら里に下りた熊をそんなところでよく見かけるという。

はしごは人さまが掛けたもんだよ熊さん・・・。

うろうろして鉄砲持ったのにぶたれるとあぶねぇすけ・・・出てくんなてぇ。

2019年11月10日   飯山線。

しぐれの頃。

朝方まで降っていた雨がやみ、日いちにち、一雨ごとに季節は進む。

しっとりと濡れた景色はなおさら冬の気配を見せ枯れたススキのような匂いを感じさせる。

この車両ももうすぐ見納めかと思うと感慨ひとしお。タイフォンを鳴らしさようなら。

2019年11月10日   飯山線。

刈入れが終わり。

秋の景色はもうすぐ白い季節の僅かな時間。

冬の匂いを連れてくる。

越後の古語で周りの山々の頂が白くなることを嶽廻りと呼び、雪おこしの遠雷を胴鳴りと呼んだその昔から変わることなく季節は廻り今に続く。

今年の山はどんぐりやブナの実も不作のようで里に下りてくる熊が多いと聞く。今朝もサイレンが鳴り行政無線は熊の出没を告げている。

2019年11月5日   只見線。

浅草岳は雲の中。

時雨の時のように雲がいくつも通りすぎる。パラパラと小さな雨を落としたかと思ったら冷たい風が吹き、そうかと思えば秋の名残の日差しが降り注ぐ。

関東人からすると秋から冬は晴れるもの、越後の人は時雨からやがて白い濛々とした季節の予感を感じる今日この頃。

それでもハレを願う気持ちはケを受け入れているからこそなのかもしれない。

列車が来る・・日差しが奪われ・・列車が通り過ぎるとしたたかな日差し。

2019年11月5日   只見線。