霧の日の十勝。

甲子園交流試合の今日。

十勝の帯広農業が勝利した。昨秋の地方大会での成績により21世紀枠に選出され、その名に恥じない、いやそれどころか昨秋の神宮大会準優勝の健大高崎に真っ向勝負し素晴らしい試合内容だった球児らにエールを送りたい。

トーナメントではないそれぞれ僅か一試合のこの夏だからこそ其処に改めて清々しさを感じいつもの笑顔と涙とは違った試合を終えるサイレンに大きな拍手を送ろう。

帯広農業の3年生は今日の試合が引退試合となり卒業後は野球を続ける生徒はいないとのこと。

・・・野球解説者がひとりの生徒の出身地である地名を紹介し其の小さな街から通った彼を讃えていた・・・。

想い出した・・・霧の日。随分前の景色だけれども、それがこの街。そして駅。

33年前に訪れた池北線は3セク前のJR時代末期だったわけで・・。線路も剥がされた痛々しい姿に、まるで国のエネルギー政策が石炭から石油に代わってゆく中取り残されていく北の大地に次は鉄道もかよと想ったのだった。

夏の霧の日が晴れると必ず青い空と白い雲が訪れるはず。

帯広農業の球児の皆さん甲子園で見た青い空と白い雲を胸に抱いて近い将来そして遠い未来、十勝の大地で霧の日も雨の日もそして長い冬の間もめげずに堂々と生きていってください。

今日の一勝お疲れさまでした。

ウイスタ4×5VX ジンマー150mm  50D

1987年8月   池北線。

国境の駅。

とにかく新潟へ向かう列車に乗っていたことは間違いないのだが・・。

733Mだったように思うが・・。

夜行だか急行に抜かれたんだっけ、記憶が定かではない。短い停車時間で6×6版を三脚に据えてバルブした今は無いホームでの一枚。

1980年12月   上越線。