伊那谷・・天竜川。

あの頃、自分の車で出かけることがとにかく楽しかった・・

勤労感謝の祝日に絡めて有給休暇を取り通った飯田線。

野宿が当たり前のあの頃。線路近くの空き地なんかで朝晩レトルトや缶詰の食事も楽しかった。当時はコンビニなんかも少なかった時代だったし・・。夜になると狭い車の中や鉄橋下のテント、満点の星空の下では気持ちが昂り飲みすぎたりもした・・。

今日は大田切、七久保から高遠原、夜は飯田駅バルブ、時又そして天竜峡。明日は平岡・・・。

そして、めぼしをつけていた俯瞰場所。国土地理院5万分の1の地図を頼りに幅員1.5m~2.5mの道路に果敢に挑みガードレールも無い山道を登ること数キロ、更に道なき尾根を藪をかき分け登ると・・この景色!!。

あの頃何度も訪れた地であったが今はどうなっているのだろう。

11月の今の季節になると想い出す。新雪を頂いた宝剣を始めとする木曽山脈、そして眼下には諏訪湖から始まる天竜川の流れを・・・。

1982年11月   飯田線。

EF1611。

たぶんブローニを使い始めてすぐの頃の撮影だった様な。

あの頃のリバーサルは緑カブリがひどくて・・でもそれが、らしいと言えばらしかったような気もする。少しだけ直してみたけれど・・。

EF16はもうすぐ引退、ロクヨンの1000番台が入る僅かな時間ロクヨン一般型が運用に入っていた頃。

1980年7月   上越線。

国境の駅。

とにかく新潟へ向かう列車に乗っていたことは間違いないのだが・・。

733Mだったように思うが・・。

夜行だか急行に抜かれたんだっけ、記憶が定かではない。短い停車時間で6×6版を三脚に据えてバルブした今は無いホームでの一枚。

1980年12月   上越線。