後ろに見えるのは巻機山。
苦い記憶。
米子沢での沢登り。
ホールドがなく進退窮まったとき、おふくろの顔が浮かんだ・・・。
ここで死んだらやばいよね。
心の中でいや声に出したのかもしれない「おかあさん・・・」。
気が付くと手を伸ばしたところに残置ハーケンとシュリンゲ。
これにかけるしかない、間一髪助かった。
おふくろが手を差し伸べてくれたのだろうか、神様より偉い親だなぁとその時思った。
あれ以来なんとなく足が向かない山でした。
あっ前日の夜に桜坂の駐車場で飲みすぎて、二日酔いでそのまま帰ったこともあったっけ・・・。
そんな巻機山を望んで。
2017年1月7日 上越線 五日町~六日町。