六日町に近づくと霧氷の着いた木々が。
土樽では全然そんな感じではなかったのだが。
いかんせん時間が遅い。
太陽の当たる南側ではすでに溶け始めている。
北側北側・・・。
線路際でここはかろうじて北側を向いて構図が作れるところ。
新型車両の2連の各停が上って行った。
天気は明らかに下り坂。
さぁ今日は早めに帰ることとしよう。
次に出会う魚沼の景色はどんなだろう・・・。
トンネルをくぐり群馬を過ぎ神流川を渡ったら雨が落ちてきた。
2017年1月8日 上越線 六日町~五日町。
前日、駅前には警察、消防、報道陣とたくさんの人が集まっていた。
ちょうど毛登沢にいたときに湯沢方面から万太郎谷沿いに茂倉岳方面へ向かうヘリも目視出来た。
その時点では情報はないのだが、たまたま駅に寄ってみて話を聞くとやはり遭難があったようだ。
おととし谷川岳本峰から一ノ倉経由で茂倉岳の避難小屋へ泊り翌日茂倉新道経由で下山したのだが
下部樹林帯の段差や檜廊下の足元の悪さ、矢場の頭からの一部痩せ尾根。
無雪期であれば問題ないのだが冬季はそうはいかないだろう。
警察発表では茂倉新道にはトレース等の痕跡がないとのこと。
滑落や転落だとしても3日からの積雪を考えてどこにも足跡が見当たらないっていうのは、どうしたのだろう心配だ。
今日8日の時点では警察等の人は誰も駅前にはいなかった。
パーキングエリアあたりが前線か他方面の捜索でもしているのかもしれない。
前日にはその方の車が雪をかぶり駅前に置いてあったが今日は移動させられて
屋根からおろした雪が塊となっていた。
駅の待合室はシンと静まり返り、自動販売機のコンプレッサーの音がするだけ。
ホームに出て一枚写真を撮って、なんか憂鬱な気持ちで駅舎を後にした。
2017年1月8日 上越線 土樽駅。