小さな段々の田んぼがあの頃は7枚あった。
年々耕作されなくなり荒れ地となってゆくその過程を見続けた。
それでも此処へ来てしまうのはやっぱり好きだから・・・。
目をつむるとこのころの景色がありありと瞼に浮かぶから・・・。
風に乗った景色の匂いが忘れられないから・・・。
1984年8月 八高線 折原~竹沢。
初めて青梅線に行ったのは1976年だったような。たしか中学2年に上がった4月18日と記憶している。
桜が満開でその景色を撮りに行ったんだけど、当時自分が住んでいる大宮より3週間近く桜の花が遅く咲くんだと
中学生の自分がなぜか感心したのを覚えている。
その後の撮影でも山のほうに行けば桜が遅いと学んだ原点かもしれない。
この写真はED16からEF15に入れ替えが始まった頃のもの。
高崎線や上越線のスノープロウを付けた姿が当たり前と思っていたEF15。
先輪が見える姿になんとなく違和感を感じたことを覚えている。
すり込みなんてそんなものかも・・・。
川井駅を通過するところだがこの俯瞰ポイントは全く思い出せない・・・。
1983年2月 青梅線 川井駅。