影をついて。

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何度か通ってこの一枚。

たくさんのブロー二のスリーブを眺めていると似たようなカットで失敗しているものが多々。

マミヤプレスの6×9では連写はおろか複数切りなんてありえなかった。

通うしかなかった。

現像が上がるまでの数日間。

恋人との待ち合わせのようなときめきと不安・・・。

いろんなプロセスがあって、自分一人で解決できることとそうでないこと・・・。

今だからこそ大事なものがあるような気がする。

1985年1月       八高線   折原~竹沢。

小さなサミットを超えてゆく。

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3月の雪景色。

春に向かう儀式のようにここいら辺では南岸低気圧が通ると雪が降る。

たいして積もりもしないが景色に変化を与えてくれて、自分もまた儀式のように通っていた。

木々が伸びもうこの景色も見られない・・・。

1985年3月      八高線   竹沢~折原。

雨の日にも。

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前後のコマを見ると脈絡もなくただ立ち寄った2枚の中の一枚。

秩父からの帰り140号を寄居で折れて折原の駅前を通って此処へ。

今でも似たようなことをしている気がする。

しばらく会わない友達はどうしているだろう・・・そんな気持ちで立ち寄るのが此処・・・。

いつも誰もいない線路の傍らに居ることが慣れてしまったんだねぇ・・・。

1985年5月       八高線   竹沢~折原。

アウトカーブで。

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今でも裏の道へ行くときにこの構図を眺めることができる。

今はいかんせんケーブルがうるさすぎ。

ロケーションはほとんど変わってないのに残念だと通り過ぎるたびに思う。

二つ前の記事の俯瞰は右手の山の斜面でした。

1985年3月      八高線   竹沢~折原。

裏の道路ができる前の斜面で。

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正面の山へ登って高尾臨を撮ったのが2年前の1983年、あっという間に木々が成長している。

あの構図はほんと期間限定だったのね。

此処も伐採地でこの構図もそんなには撮れなかったのではと思う。

ケーブルもなくすっきりしていてよかったなぁ。

1985年3月       八高線   折原~竹沢。

おとといの俯瞰はこんな感じ。

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おとといの返しの俯瞰と同じ場所。

おんなじ感想だけど田んぼあるねぇ。

撮影中、鉄砲を持ったハンターが背後から現れたのには驚いた・・クワバラクワバラ・・・。

1985年12月      八高線   折原~竹沢。