雪の中、列車が交換する。
その昔、六十里や八十里の峠越え、また阿賀野川の水運で人や物の行き来があったのが
越後と会津。
今の魚沼地方の小出や、蒲原地方の津川は会津藩領であったことはあまり知られていない。
また、戊辰戦争の折、長岡藩家老河井継ノ助が最後に目指したのも会津の地だった。
会津鉄道の車両は新潟トランシス(旧新潟鐵工)製。
越後の車両が会津で活躍する。
雪深いこの地で、ディーゼルエンジンの音がカラコロと、麻糸を紡ぐように繋がっている。
2010年1月2日 芦ノ牧温泉駅。