1982年11月に上越新幹線が開通する。
在来線の栄華を誇った時代が終わろうとしている。
「とき」の全廃をはじめ、昼夜急行の統廃合が間もなく行われる。
能登もダイヤ改正後、信越回りとなり14系となる。
ロクヨンに牽かれるのももう少し。
石打駐泊所時代から脈々と国鉄の重要駅として、毎夜ホイッスルの音も高々に、東京と地方を
繋ぐ大切な結び目として機能してきた。
今日も「能登」が金沢から上野を目指す。
そう、裏日本から表へ。
上り列車の時代・・・。
高度経済成長を支えた人たち・・・。
時代が移り今年、ついに能登は定期運転を終了し、季節運転へと移行した。
——-能登終了に際し、かつての能登を偲び——–
1982年10月の上越線「能登」 石打駅。 (マミヤプレス6×9)