蒲原の地に。

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春の陽の中、冬鳥越には昭和が佇む。

 

乗ったことも無ければ、実は見たことも無い。

廃線跡には、名残の築堤。そして春の陽。

 

 

誰もいない汽車の中。

眼を閉じると、築堤の上を行く・・・。

窓を開けると、つり革を揺らしジョイントを刻む。

 

土の匂いが、鼻腔を通り抜け、春だったことを知らせてくれる。

 

 

2010年4月9日                       冬鳥越。

 

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