大宮駅で最後のゴナナを撮る。

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彼女と別れる。

何も知らない、何も出来ない・・・。    でも、初めて人を好きになった時のことは生涯忘れない。

至らない自分。大人だった彼女。

いつだって恋愛は本気だと、その後の人生で繰り返してきた。

だからこそ恥ずかしい自分が何時だっている。

 

 

ゴナナの最後を大宮駅で迎えた。

今でも恋焦がれる・・・「ゴナナだよ」。

こんな自分に想い出をたくさん残し、30年も過ぎてもう一度、鉄道写真の素晴らしさを

思い出させてくれた素てきな彼女。

鉄道写真を再会して4ヶ月。20年以上のブランクをあなたが見守ってくれました。

ゴナナよありがとう。そしてさようなら。

 

 ふと、北の台地を旅していたころを思い出しました。

「飄々と漂うこと」の意味を訪いかけ、去って行った彼女。

あなたのおかげで旅を続けて来れました。

何処かで幸せに生きていますよう。

今でも黄色い便箋は僕の宝物です。

 

 

1977年1月                       大宮駅・1102レ。

 

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