黄昏を背負い。

水上からの返しをどこで撮ろうか友人とあれこれ思案しながらロケハンを楽しむ。

ある意味ロケハンしている間の時間と会話が楽しい。そして彼の構図選択に刺激されるこれもまたさらに楽しい時間のひと時。

そう来るかぁ・・

なるほど・・

さすがだなぁ・・・。

楽しい時間はあっという間。

黄昏時は残照の雲を連れてやってくる。風が冷たくなってきた。

この後はいつもの飲み屋でふたり反省しない?反省会。そして太和屋の熱いお風呂で・・・。

2019年11月4日   上越線。

上越線の客ㇾ。

上越線にロクヨンの牽く客ㇾが運転された。

カシオペアなどのイベント列車が走ると逆にほとんど撮影に行かない普段ではあるがせっかくの上越線ということで六日町の友人と示し合わせて撮影に行ってきた。

考えてみると現役の頃の8702レ以来かもしれない・・・。

上越新幹線開業後、ロクヨンの石打バルブなどの貨物撮影には行ったが昼間の客ㇾはたぶんあけぼのの冬季遅れ以来かもしれない。もっとも鉄休業中の客ㇾやジョイフルトレインはほとんど知らないので当たり前だと言えばそれまでだが・・・。

何気に懐かしいなぁと見送りました。

2019年11月4日   上越線。

雨上がりの集落。

此処へ来るときはなぜかいつもギリギリになってしまう。追っかけをしているわけではないがなぜかそうなる。同行の彼とそんな話をしながらカメラをセットするとまもなくキハがやってきた。箱庭のような集落には気動車が似合う。

2019年8月29日   飯山線。

六十里越えを超えて。

田子倉湖ではこんな天気の日だしネタものもない日に他に人影は無く、いつものように六日町の友人とその後方々訪れる。

車内では色々な話に花が咲き、しまいには新潟~福島~長野までの珍道中。雨が降ったりやんだりの2泊3日。

六日町に戻れば大和屋旅館の源泉かけ流しは相変わらず熱い湯だったし、リトル北海道の酒はうんめかったし、魚野川の野宿も楽しかった。

感謝!。

2019年8月28日   只見線。

終わりの風景。

時代とともに変わりゆく風景。抗うことのできない年月。

自分もそれだけ年齢を重ねる。それでも愛してやまない彼の大地。

また来るときにも迎えておくれ。今回は確認に来ただけだ。入念に精神を鍛えてあの頃の眼をもって必ず訪ねよう。

※道内と言っても十勝管内と一部網走管内と一部釧路管内で2500キロ確認に来た。ひとまずこれでおしまい。昔から道東が好きなもので・・・。失礼しました。

2019年7月   十勝管内。

想い出の地。

大好きだった場所・・・。

サイロもろとも跡形も無くなってしまった農家。形のいいカラマツ林も無くなってしまった。赤い屋根の小さな作業小屋もみんな消えていた。

コントラクター全盛の今、35年前に4×5や8×10で撮った景色が今有る訳もないのは分かっていたが、営農集団による当時より更に大型機械での耕作には唯々びっくりするものがあった。調べてみると丁度あの頃が転換点であったようでなるほどギリギリの風景であったようだ。

此処界隈は本当によく通った・・・春の芽吹き、夏の緑、短い秋の陽、冬の雪原・・・。女房になった彼女に見せたくて新婚旅行で立ち寄ったこともあったっけ・・・。

たぶん、いや、絶対にまた来るよ大好きな地。どんなに変わろうともまた新しい開拓地を目指してハンドル捌きアクセル踏んで。

2019年7月   十勝管内。

空の下で。

気温が上がり北の地といえども暑い。内地ほどではないが少し湿度もある。

草取りでもしているのだろうか斜面をすべるようにして足腰もしっかりと作業している。その動きを見れば感服する。畑の絨毯は声を吸収してただ黙々と日焼け止めの付いた麦わら帽子だけが働いている。

2019年7月   十勝管内。

未来へ。

婚姻色を纏い川を上がるサクラマス。流れにたたきつけられ落下する数のなんと多いことか。五十匹に一匹もこの滝は登れないようだ。

子孫を残すためにただひたすら・・・。威厳を感じる滝の前で小一時間もその様子を眺めていた。

2019年7月   網走管内。

朝霧の向こう。

日の出の時刻ではあるがどうやらあまり天気は良くなさそうだ。しっとりとした空気が停めてある車のウインドウを濡らしている。

窓を開け車を走らせると一本の木が目についた。遠い開拓の頃、此の木は切られずに済んだのはただの偶然ではなかったのではないかなと想う。そんな気がした。

2019年7月   十勝管内。