夏休みの朝早く家を出てバイクで熊谷まで。涼しい時間に飛ばすバイクの気持ちいいこと。
此処は17号線と高崎線の間の築堤。今は丁度新幹線が上を跨いでいる辺り。この辺も住宅が出来て様変わりしたなぁ。
1979年7月 秩父鉄道。
夏休みの朝早く家を出てバイクで熊谷まで。涼しい時間に飛ばすバイクの気持ちいいこと。
此処は17号線と高崎線の間の築堤。今は丁度新幹線が上を跨いでいる辺り。この辺も住宅が出来て様変わりしたなぁ。
1979年7月 秩父鉄道。
この時はまず大宮を発ち小出へ、只見線へ乗り換え会津大塩駅で野宿。次の日は会津若松、喜多方そして此処熱塩だったように記憶する。列車に揺られながら小さなメモに次に来た時のための撮影場所などを記録していたのだが今となってはそのメモは何処へ行ったのか・・。それでも特徴のある山のかたちや鉄橋、切り通しなどはその後の旅や撮影の折記憶の片隅から引っ張り出すとまるでカンニングペーパーを作っているうちに妙に記憶されて覚えてしまっているかの如くメモは要らなかったりもした。
熱塩駅は何年か前に旅の途中に寄ったことがある。蒸気機関車当時の写真や駅名標などが展示され、構内にはラッセルや茶色の客車が・・・。
あぁあそこから撮ったんだよなぁ・・。
そうそうホームはこんなだったっけ・・。
小さな駅は人の声もしないしディーゼルの匂いも何にも無い・・。
そうだ、今、夕暮れの駅から喜多方へ向かう車内のニスの匂いを想い出した・・・。
1980年7月 日中線。
1974年の無煙化により蒸気機関車からディーゼル機関車。
貨物と客車の混合編成を見たのはこれが最後だったように記憶する。機回しをするディーゼル。長閑な山の麓の駅だった。
それでもこの後1984年まで線路は残ったのだったがこの一回限りの訪問だった。
1980年7月 日中線。
こんにちはと声をかける。
今日はあったかいねぇ・・・。
交わした言葉の向こうには時雨の空が・・・。
道中、雪にならなければいいのだが・・・。
2021年2月24日 南魚沼界隈。
夜があける暫くの時間の蒼が好きだ。
影の蒼がなんて素敵なことか。陽が上がるとあたりまえの景色になる前のいっときの・・・。そう赤やマゼンタや黄色になる前が大好きだ・・・。
影に沈む蒼の時間・・・少しの時間が大好きだ。
2021年2月24日 南魚沼界隈。
ほんのいっときの晴れ間は素敵だ。
時雨時の季節を知っているからね。
2021年2月24日 南魚沼界隈。
路地裏は楽しい。でも今はこんな状況で通る人もまばら。
踏切がカンカン鳴って、ガタゴトガタゴト列車が通り過ぎる昼下がり。
2021年2月19日 秩父鉄道。
この時間、山を下りると更に武甲山は影になるようだ。
あの石灰石を削り貨物が降りてきた。
長閑な昼下がり。
2021年2月19日 秩父鉄道。
ずいぶん昔に4×5で撮った記憶があった。当時も棚田はあったのだが、今はきれいに整備されて観光地化し看板も建っている。それでも変わることなく武甲山の麓の工場から煙が上がっていた。
2021年2月18日 秩父界隈。
久しぶりに上がってみた。
最近は雲海の写真で有名なようだがこんな日も良い。日の出前のかじかむ手をこすりながら盆地に差し込む陽を刻一刻と眺める。目覚めの時を迎え、影が少しずつ短くなってゆく。
2021年2月19日 秩父界隈。