何度通っただろう。
今はごついゲートで車は進入できない。
この先の路肩欠損は直されないまま廃道化していくのだろう。
歩いてみた。
冬の朝、一面の霜、低く靄が垂れ込め雑木林から朝陽が差し込む。
春に向かう、福寿草が桑畑の端に咲いていた。
真夏の雲の下、峠の踏切をキハがエンジンの唸りを上げて。
アキアカネが舞う、黄金色の小さな田圃。
念想は駆け巡る。
3月に関東に戻ってきた。
大好きな県北に戻ってきた。
さぁ、季節よ、めぐれめぐれ。
2011年4月7日
埼玉県小川町 竹沢地内。