鹿岳の想い出。

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下仁田駅の後方、左の奥にかすむ山。

二つ耳のような一ノ岳と二ノ岳。鹿岳と書いてカナダケと読む。

 

もうずいぶん前に登った山だ。

 

 

最近の山行記録をみると記事が結構あり、人気の山のようだ。

その当時は、頂上に至る鎖も梯子も無く、道標の類も少なく、低山でありながら

ルートファイティングや少々のクライミングも必要とされた山でした。

 

落ち葉を踏み木枯らしの吹く中、陽だまりを求め岩によじ登った日。

新緑の頃、飛び跳ねる若葉とともに、春霞にけぶる浅間山を眺めた。

 

山行前夜、無人の千平駅の扉の無い待合室に泊まった事もあったっけ。

 

 

久しぶりに出かけてみようかなぁ。

落ち葉を踏みしめて・・・。

 

 

2011年10月19日                  下仁田駅。

 

懐かしい山々。

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高校の頃、これからの季節。

 

授業が終わると4階に上がって暮れ行く秩父の山々を眺めることが好きだった。

 

 

浅間、御荷鉾、両神、武甲・・・。

そして前衛には、釜伏、笠へと続くの奥武蔵の山々。

その後、それらの頂に登り、又、バイクで車で駆け巡った。

 

彼女を連れて深夜のドライブ、夜景に感嘆したのも彼の山々だった。

 

 

カセットテープから流れるあのメロディがいまさら頭をよぎる。

 

 

北風吹く季節まではもうちょっと・・・。

 

 

2011年10月6日                 大麻生~明戸。

 

やっぱり小さなサミットの際へ。

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たくさんの想い出が、つまっているところ。

 

ラジオからはいつもの声・・・。

車を止めてエンジンを切ると、しばらくは車の下から熱気が窓を開けた腕に伝う。

 

喉を鳴らし、家から持ってきた水筒のお茶を飲み干す。

 

風が通り過ぎ列車が行くよ。

 

2011年10月4日
折原~竹沢。

この秋一番の冷え込みだそうだ。

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男体山から赤城榛名、さらに遠くでけぶっているのは上信国境の山々か。

もう少し左にひと際、浅間があたまをもたげる。

 

写真ではちょうど、みぎひだり・・・。

 

 

いちにちいちにち季節が廻ってゆく。

当たり前だけど・・・。

 

 

久しぶりに見る表日本の移り変わり。

北の山々から順繰りと順繰りと・・・・・。

 

 

もうすぐ短い秋が、そして冬枯れが。

寂しくなんかないよ。

待っているんだ。

 

 

2010年10月4日                      小川町~武蔵嵐山。

 

丘陵に沿って町がある。

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飯能から毛呂そして越生都幾川と、関東平野のどん詰まりを南北に貫く。

さらに小川寄居と、本当に平野の終わりの丘陵地帯を貫き八高線は行く。

 

小川町を出たディーゼルカーは、築堤を越えて往く。

 

 

2010年10月4日                    小川~明覚。