カテゴリー: 3.風景
ススキ原まどろむ。
暖かい日差しが残る。
レールの音のそれは陽炎か。
帰りの車のハンドルが少し温かい。
2011年11月9日
樋口~野上。
鹿岳の想い出。
下仁田駅の後方、左の奥にかすむ山。
二つ耳のような一ノ岳と二ノ岳。鹿岳と書いてカナダケと読む。
もうずいぶん前に登った山だ。
最近の山行記録をみると記事が結構あり、人気の山のようだ。
その当時は、頂上に至る鎖も梯子も無く、道標の類も少なく、低山でありながら
ルートファイティングや少々のクライミングも必要とされた山でした。
落ち葉を踏み木枯らしの吹く中、陽だまりを求め岩によじ登った日。
新緑の頃、飛び跳ねる若葉とともに、春霞にけぶる浅間山を眺めた。
山行前夜、無人の千平駅の扉の無い待合室に泊まった事もあったっけ。
久しぶりに出かけてみようかなぁ。
落ち葉を踏みしめて・・・。
2011年10月19日 下仁田駅。
奥武蔵のとある峰から。
ひとしきり汗をかく頃。
木々のあいだから線路が見える。
傍らを、小学生の遠足の子らが、元気に挨拶して登ってゆく。
2010年10月18日 小川町~東武竹沢。
懐かしい山々。
高校の頃、これからの季節。
授業が終わると4階に上がって暮れ行く秩父の山々を眺めることが好きだった。
浅間、御荷鉾、両神、武甲・・・。
そして前衛には、釜伏、笠へと続くの奥武蔵の山々。
その後、それらの頂に登り、又、バイクで車で駆け巡った。
彼女を連れて深夜のドライブ、夜景に感嘆したのも彼の山々だった。
カセットテープから流れるあのメロディがいまさら頭をよぎる。
北風吹く季節まではもうちょっと・・・。
2011年10月6日 大麻生~明戸。
秋撒きの頃。
大根か白菜か、あるいは小松菜の類か・・・。
冬に向かい青菜が育つ。
良い土の色だね。
昨日の雨は冷たかったけど、今日の日差しにすくすく伸びろ。
2011年10月6日
武蔵嵐山~小川町。
やっぱり小さなサミットの際へ。
たくさんの想い出が、つまっているところ。
ラジオからはいつもの声・・・。
車を止めてエンジンを切ると、しばらくは車の下から熱気が窓を開けた腕に伝う。
喉を鳴らし、家から持ってきた水筒のお茶を飲み干す。
風が通り過ぎ列車が行くよ。
2011年10月4日
折原~竹沢。
デキが通り過ぎる。
秋の陽。
一瞬景色が止まる。
2011年10月4日 樋口~野上。
この秋一番の冷え込みだそうだ。
男体山から赤城榛名、さらに遠くでけぶっているのは上信国境の山々か。
もう少し左にひと際、浅間があたまをもたげる。
写真ではちょうど、みぎひだり・・・。
いちにちいちにち季節が廻ってゆく。
当たり前だけど・・・。
久しぶりに見る表日本の移り変わり。
北の山々から順繰りと順繰りと・・・・・。
もうすぐ短い秋が、そして冬枯れが。
寂しくなんかないよ。
待っているんだ。
2010年10月4日 小川町~武蔵嵐山。
丘陵に沿って町がある。
飯能から毛呂そして越生都幾川と、関東平野のどん詰まりを南北に貫く。
さらに小川寄居と、本当に平野の終わりの丘陵地帯を貫き八高線は行く。
小川町を出たディーゼルカーは、築堤を越えて往く。
2010年10月4日 小川~明覚。