初氷。

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この冬一番の冷え込み。

俗に言うクリスマス寒波とやらで、3月まで住んでいた新潟では雪が本格的に降っているようだ。

ラジオの交通情報では、チェーン規制を告げている。

 

関東の冬の景色に慣れ親しんだ自分にとって、あの暗澹たる空は今思い出しても胸が締め付けられる。

雪景色はもちろんきれいだが、よく言う住むとなると大変なことがあるのも知った数年間だった。

 

さっきから、空っ風に吹き飛んだ落ち葉が、氷の上を滑るように舞い落ちる。

だけど、凍り始めに散った落ち葉は氷に取り込まれ動けない。

まるで身をちぎられるよう。

そして氷を透かして池の底を見ると、たくさんの落ち葉が静かに眠っている。

 

遠くでかすかに踏み切りの音・・・。

傍らを、ただ列車は通り過ぎる。線路の脇の落ち葉が少しだけ舞い上がった。

 

2011年12月24日
竹沢~折原。

ループを行く。

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知る人ぞ知る。まぁそれでもこの頃にはちらほらと話には出て来るようになったのだが

まだまだシークレットなポイントだったのでは。

 

今でも撮れるのかなぁ。

もう今年は雪が降ってしまったので違う意味で駄目だけど。

 

1980年11月
湯檜曽~土合。

DD51だ。

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いつものように良い天気なので出かけた。

 

なぜか、沿線にはたくさんの鉄たち。

なんか来るな、訓練運転か・・・。

 

どうも、三脚の並んだところにいる連中は、話がマニアック。車の窓を開けソロソロと走ると、

意味不明な単語が飛び込んでくる。

もちろん人と同じ写真を撮ってもつまらないし。何よりお祭り騒ぎはもっと嫌い。

 

てな訳で、誰もいない静かなところへ。

何気に、ここ好きだなぁ。

小さなサミットへ向けてエンジンをふかしDD51は登ってきた。

 

久しぶりに聞く此処でのエンジン音。

背中から迫ってくる・・・。

ちょっとだけ振り返りそしてファインダーをのぞく。

 

行ってらっしゃい。

 

2011年12月13日
折原~竹沢。

ちょっとあれ富士山じゃない?。

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なんて思いは、これから会社へ向かおうとする車内では、見慣れた景色過ぎて、浮かばないか。

もちろん趣味の問題もあるし、山なんかどれ見ても一緒だと思っている人がほとんどだろう。

 

高校の頃2321レで宮原から熊谷まで通っていた。

上尾で製粉会社のにおいを嗅ぎ、桶川で工場の鋳物と機械油の混じったにおいを嗅ぎ。

北本まで雑木林の中を走り、そして鴻巣に着く。

さぁここからが本番。鴻巣を出ると列車はスピードを上げる。

左手を見る。奥武蔵の山々、そして富士山、当時はまだ削られていない武甲山、浅間山だって見える。

右手は赤城から、足尾連山、そして男体山。

 

クマタカに通っていて山岳部に入っていた友人から、山の話を聞いては心ときめかせ、卒業したら

絶対、山登りをするぞと思っていた。

 

行田ではオーバーランが多かった。ゴハチの次位の一両目の客車前方扉はホームが無いなんて事が結構あった。

特急に抜かれ急行に抜かれして、しかも客車なので乗降に時間がかかることもあるが、定時で熊谷に着いたことは

数えるぐらいしかない。

 

熊谷から北風の向かい風に逆らって、駅近くの自転車預かり所に置いたチャリンコ漕いで、ついに学校へ。

アー疲れた。家を出から学校まで約2時間・・・でも楽しかったなぁ。

 

(4両目の後ろよーく見ると富士山見えます)

 

2011年12月13日
高坂~東松山。

くるくる8000系。

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東上線も小川町を過ぎると30分ヘッドで電車はやってくる。

通勤で一本逃すとちょっと痛いダイヤだが、撮影には多すぎるぐらいのダイヤでしょう。

 

まぁそれでも列車の本数からすると、昔の上越線では、特急があり急行、各停、それに貨物もあったりでバラエティに富んでいたが

8000系しか来ないとなると、ちょっと残念。

せめて秩父鉄道のように、昔のカラーリングでも走っていれば・・・、でもクリーム一色じゃこっちの方がいいかなぁ。

あっ、昔の7800系の色は・・・うーん・・・・・。

 

2011年12月11日
東武竹沢~男衾。

やっぱり宮浜でしょう。

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中学生だった自分が、冬の始まりの頃125レを待つ。

ゴナナが先台車をカタコトカタコト響かせデッキに人を載せやってくる。

 

何十年と季節は廻り、今日は同じ匂いに立っている。

 

銀色に輝き列車は去ってゆく。

今日も明日も。

 

2011年11月22日
東大宮~蓮田。

玉淀に。

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夕暮れに向かう一時。

 

東武に勤めている大切な友よ。

君が整備をした彼は今日も轟音を響かせ鉄橋を渡っているよ。

 

久しぶりに飲みたいね。

そしてまた北海道の話をしよう。

 

今、自分が腰掛けている岩には今日の日差しが微かに残っているのかな・・・。

だから、また近いうちに話をしよう。

 

2011年11月17日
玉淀~鉢形。