春遠からじ。 残雪の地に梅咲く。 冷たい雨の中、いつものように列車は過ぎる。 暖かくなることに戸惑いを感じ、梅の木は雨を享ける。 ひと雨毎に、散り際に心を刻み。 新生なった機関車の風を受け。 2010年4月7日 石打~越後湯沢。