竹沢から折原への道。

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何度通っただろう。

今はごついゲートで車は進入できない。

この先の路肩欠損は直されないまま廃道化していくのだろう。

 

歩いてみた。

 

冬の朝、一面の霜、低く靄が垂れ込め雑木林から朝陽が差し込む。

春に向かう、福寿草が桑畑の端に咲いていた。

真夏の雲の下、峠の踏切をキハがエンジンの唸りを上げて。

アキアカネが舞う、黄金色の小さな田圃。

 

 

念想は駆け巡る。

 

 

3月に関東に戻ってきた。

大好きな県北に戻ってきた。

さぁ、季節よ、めぐれめぐれ。

 

 

2011年4月7日

埼玉県小川町 竹沢地内。

雪の野。

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無垢の雪。

幾重にも積み重なった一番上の君たちはやがて歳を重ねる。

 

汚れもしようがかまわない。

押しつぶされそうになってもへこたれない。

 

やがて春になり天上へ帰ってゆく。

そしてまた、木枯らしが吹く頃、帰って来るんだ。

 

 

さあ、今だけいっそう煌めけ。

 

 

2011年2月19日                 塩沢~上越国際スキー場前。

 

前川駅ではくたか。

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前夜、コダックさん主催の六日町忘年度会。

飲みました!。

この場を借りて、お会いできた皆様に感謝いたします。

 

 

で、遅く起きたら、はくたかボンネットの情報が携帯に。

そして、機関車故障の情報を頂き、すぐさま此処へ。

 

この先の踏切周辺には4名の同業者。

すごいよね、この情報収集の早さは。

昔だったら考えられない。

なにはともあれ感謝です。

 

 

2011年2月20日                    前川駅。

 

もういちど。今風に言うとリベンジってか。

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石打駅にはシーハイルの運転日であることの手書き案内。

 

岩原16時39分・・・。

いけるな!。

 

 

たくさんの乗客を乗せて今日の陽はさようなら。

また新潟に来てね。

 

 

2011年2月19日             岩原スキー場前~越後中里

 

武尊を望み。

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上ノ原はちょうど裏側。

 

 

今でも思い出すのは・・・。

たくさんの想い出・・・。

 

 

彼の地は今、雪に覆われているだろう。

高校山岳部の冬山合宿の思い出を語ってくれ、その後上ノ原へ導いてくれた友は、どうしているだろう・・・。

 

 

この路を通り彼の武尊を仰ぎ見るたびに、あのときの出来事を想い出す。

 

 

2011年2月                      関越自動車道にて。

 

影ゆくいわっぱら。

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陽が遠く山影に隠れゆく。

 

山際の残光は一瞬の光芒を残し、今まさに暮れゆく。

 

 

列車は足回りを隠す雪に、胎動を鎮め峠を上がる。

 

 

「今日一日が終わりだと西の空がため息ついた・・・。」

そんなメロディが頭の中をよぎる。

軽くハンドルを捌いて山を降りよう。

 

 

2011年2月16日               岩原スキー場前~越後中里。

 

影森は武甲山の麓。

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三ノ輪からデキが鉱石を乗せて降りてきた。

 

 

秩父に来ると困民党のことを真っ先に思い出す。

あの頃は本当に良く通った。

不当にも、赤半纏の子と呼ばれた子孫のたちが語る彼らの歴史に耳を傾けたのは

四半世紀前のこと。

あの頃は、デキやサンパチも元気だった。

 

 

秩父はどこかふるさとの様で、青春の想い出が沢山詰まったところです。

 

 

2011年2月15日                      影森駅。