たまにはブローニでEF58を紹介。

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ブローニで撮影することが当たり前になっていたこの頃。

マミヤC220を買ったのは高校2年の時だから1979年だと。そうするとブローニを使い始めて2年目1980年9月、

つまりこの写真、高校3年生の時の大宮駅での撮影となります。

もう、31年も前になるのね。

 

昨今、駅だけではなく有名撮影地と呼ばれる場所では色々トラブルも多く、本当に鉄道ファンなの?という輩が出没しているようで、イベント列車や工臨しか頭に無い追っかけ専門の方もいるようです。また人が撮るから自分もとか、雑誌に載っていたから同じ場所で同じ構図でなんて方もいるようです。まぁ自分も白状すると最初の数年間は確かにそれらに近い行動はしていたと思います。ただ自分だけの撮影地の開拓いわゆるロケハンがベースという気持ちは持ち続けていました。結果その後の4×5や8×10で風景写真に傾倒、ある意味当然の流れだったのかもしれません。そしてしばらくは鉄道写真からは遠ざかっていました。

数年前に「鉄」の道に帰ってきて、車輌等の変貌に驚き、さらに大衆化し撮り鉄なとど呼ばれるオタク化されたカテゴリーが存在することにも驚きました。

 

静かな場所で、自分の撮りたい画を創る。しかしこの静かなという部分が今とっても難しくなっているように思います。

自分の撮りたい画・・・、ややもすると自分勝手な行動になりやすい衝動です。

 

自分のポリシーは、撮らせて頂く。

 

ここ数年「鉄」復活後、自分の隣に他の人がいたことは1~2回でしょうか。

構図に悩み、いろいろ想いをめぐらせるときは一人のほうが良い様な気がします。

 

まぁこの考え自体が偏っているといわれればそれまでですが・・・・。

 

もう夜の大宮駅でのんびり撮影するなんて無理ですかねぇ。ちょっと寂しい気もします。

 

ゴハチの35番に思いを馳せ、今宵はこれから一杯なんてね。

夜汽車の汽笛が聞こえる。心の中に。

 

1980年9月
大宮駅。