米福型EF1520。

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長岡のカマ。

当時は高崎線でも沢山の長岡機関区の機関車を見ることが出来た。

 

写っているのはEF1520。EF16の改造を受けた後、元のEF15に戻ったうちの一両だ。

 

耐寒対雪仕様の面構えが関東の冬の低い日差しを浴びて、遠く上越国境に思いを馳せ

ひた走る。

 

待っていろよ雪や風!。

負けないぜ!。

 

 

1977年2月  大宮~宮原。

 

181系とき・雪の中でJNRの頃。

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未だに特急と言えば「とき」と答えるほど・・・。

 

何と言ったってボンネット!。

スカートはシルバーじゃなくちゃ。

 

色、デザイン。これに勝るもの無し!。

 

JNRマークも誇らしく雪の長岡駅に到着する「とき」。

 かっこいいねぇ。

 

 

1977年1月  長岡駅。

 

大宮駅で最後のゴナナを撮る。

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彼女と別れる。

何も知らない、何も出来ない・・・。    でも、初めて人を好きになった時のことは生涯忘れない。

至らない自分。大人だった彼女。

いつだって恋愛は本気だと、その後の人生で繰り返してきた。

だからこそ恥ずかしい自分が何時だっている。

 

 

ゴナナの最後を大宮駅で迎えた。

今でも恋焦がれる・・・「ゴナナだよ」。

こんな自分に想い出をたくさん残し、30年も過ぎてもう一度、鉄道写真の素晴らしさを

思い出させてくれた素てきな彼女。

鉄道写真を再会して4ヶ月。20年以上のブランクをあなたが見守ってくれました。

ゴナナよありがとう。そしてさようなら。

 

 ふと、北の台地を旅していたころを思い出しました。

「飄々と漂うこと」の意味を訪いかけ、去って行った彼女。

あなたのおかげで旅を続けて来れました。

何処かで幸せに生きていますよう。

今でも黄色い便箋は僕の宝物です。

 

 

1977年1月                       大宮駅・1102レ。