おととしの梅雨の頃は。

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梅雨明けが昨日だったとテレビや新聞が告げる。

 

 

記憶と記録を紐解いてみると、一昨年の今頃は此処へ来ていた。

 

どんな気持ちで山を登ったのだろう。

 

 

くすむ心の中、燦燦と降り注ぐ太陽の下の景色を願っていたのだろうか・・・。

 

 

今も夏の日に願い続ける景色は、気持ちよい汗が腕の先、血管が浮き出る手前、手との間の関節あたりにちょうど玉のように毛穴から噴出す時間。

人差し指で汗をはじく。

汗が地面へと落下する。

 

あぁ気持ちよいと・・・。

空を見上げる。空を見上げる。

 

 

2009年7月11日                          石打~大沢。

 

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