彼の住んでいるところ。 彼の家は上高地への入り口とでも言うべきところ。 梓川へは、ほんの数分。 去年の夏に会って以来だ。 心優しき、太公望。 釣果には恵まれなかったが、何よりも一緒いて 景色の中に溶け込めただけで嬉しかった。 『心優しき彼の太公望、また!』。