秩父へ。

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秩父困民党の絶望ともあきらめとも言える最終段階に差し掛かったあの頃。

秋の深まりを予感して、各地でオルグ活動が熱を帯びる。

高利貸しや郡役所に対する正当な要求方法では解決がつかなくなり、

やがて身代限りとなることをも覚悟した人々の住まう耕地に雨が降る。そう雨が降る・・・。

 

ふつふつと湧く民衆のエネルギーが山中谷と呼ばれる秩父盆地の細い一本の谷々から

昇華するべく天上へ帰ってゆく。

 

いつかやがてハレの日を信じて。

 

 

2012年10月18日
釜伏峠界隈。

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