もう随分前のことになるんだけど、夕陽をずうっと眺めていたあなたを想い出します。
オホーツクに沈む真っ赤な太陽が沈んでも、身じろぎひとつせず佇んでいたあなたを。
なんて声をかけたらいいのかも判らず戸惑っていた自分。
ちょっぴり大人だったあなたを理解できずにいた。
列車の中でウォークマンから流れる音楽を片方ずつイヤホンをして聞いたあのメロディは今でも忘れない。
列車のドアが閉まる直前、握手して別れた。
扉が閉まるとなぜか涙があふれてきた。
冬が近づくと北海道の日々を想い出す。
その後何度と無く行った北海道・・・。
あのメロディが心の中にこだまする。
なつかしいよON THE RADIO・・・・・・・。
2015年10月8日 長野県東御市。