名残の陽。 此処。 魚沼の地には、魚野川と関越自動車道が貫流している。 地元名士、岡村貢が寄与し生涯を賭け開通に至った上越線も、忘れてはいけない。 名残の陽に新しい車両が通り過ぎる。 北陸新幹線が開通すれば、それは残照となるのだろうか。
もうすぐ冬・・・。 いつも通る道。 つい、このあいだまで緑の景色だった気がする。 夏を通り過ぎて、短い秋をむかえ、やがて長い冬がおとづれる。 そして遅い春を待ち焦がれる。 営みとは、そんな日常の中に、うずもれてしまうものなのかもしれない。 あぁ今日は、巻機が季節にさよならを言っているようだ。