坂町の空。

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荒川の鮭つりに行ってきた

たくさんの鮭に逢えた。

 

松本の山ちゃん夫婦と楽しい時間が過ごせた2日間。

感謝。

 

冬の夕方の弱い光に輝く大切な道具。

 

 

あっ・・・塩引きと味噌漬け、醤油漬けも作りました。

ガラ汁はもう胃の中。

 

 

2009年12月2日。                 米坂線が見える荒川のほとり。

 

ゆうづるはちょこっと北へ。

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寝台特急華やかし頃。

上野口へ着く車両は尾久では捌き切れず、そのうち何編成かは上野から東大宮へと疎開させられていた。

ハチマルの牽くゆうづるもその内のひとつ。

 

近くの100円ラーメン。そう酋長ラーメン。いまでもあるのかなぁ。

 

 

1978年7月      大宮~東大宮。

 

宮浜に風が吹く。

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宮浜踏切。

 

いったい、どのくらい此処を渡ったのだろう。

青空と雲が、あの頃の自分を想い出させてくれる。

 

踏切の遥か先から今にもゴナナがパンタをゆさゆさと揺らしこちらへ走ってくる。

先台車と動輪が刻むリズムに乗って。

風が通り過ぎると眼をつむった。

 

 

2009年11月18日     東大宮~蓮田。

 

宮浜・PMポイント。

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久しぶりに宮浜に来た。

厳密に言うと宮浜川自体の土手が低くなって当時のアングルとは若干の違いがある。

もちろん周囲の景色も変わり撮影自体出来ない場所もあり、時代の流れを感じる。

 

秋深まりもうすぐ冬。

あの頃見た空の色、そして武蔵野の雑木林。

 

変わらない鉄道の原風景。

宮浜バンザーイ!。

 

 

たまには宮浜・・・。なんてね。

 

 

1976年3月        東大宮~蓮田。

2009年11月18日     東大宮~蓮田。

 

宮浜、春はあけぼの上りゆく。

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朝陽が当たり菜の花の向こうにブルーのラインが右から左へ。

 

越後路から帰った後も、春の日差しが此処宮浜にも射していた。

 

中学最後の春休み。

期待と不安・・・あんまり感じなかったなぁ。

間もなく2321レでゴハチの牽く雑客での通学が始まろうとしている。

 

 

1978年3月    東大宮~蓮田。

 

田んぼを横目に築堤を駆け上がる。

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田んぼにはたくさんのはんの木が並んでいる。

 

遠くから新鋭183の1000番台の「とき」がやってきた。

窓から見える景色は、各駅停車だろうと特急、急行だろうと一緒。

 

東京へ出張だろうか、新生活に向かう新人もしくは学生かも・・・。

 

故郷の春の景色を忘れないで。

はんの木も手を振って見送っているよ。

 

お盆になったらかえっておいで。

 

 

1978年3月     押切~見附。

 

やっぱり「とき」が大好き。

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クリームにエンジの衣装、銀のスカートを穿き、赤のスカーフを巻いて颯爽と駆け抜ける彼女!。

恋焦がれる想いは今も昔も変わらない。

 

 

 

昔好きになった人。

 

僕の一人旅の北の大地に颯爽と現れた君。

そう、同じく一人旅で北を目指した君。

 

出会いは偶然で、たった3日間の思い出だけど、あの朝、美幌駅で「おおとり」から降りるあなたを見送ったまだ若く何も分からなかった男は、列車のドアが閉まると、顔をゆがめた。

 

一年後、青森の青函連絡船待合室であなたを見た。

函館に着き同じ「北斗」の同じ車両。

 

結局何も話せず北の大地に旅立っていった君。

 

 

君から教えられたものは「飄々と漂うこと」。

そして、ウォークマンのイヤホンを方耳ずつあてて聞いた、あのメロディ。

 

  懐かしいよon the radio

  流れるメロディ

  思い出すよon the radio

    あの日の二人・・・・・・・・・。

 

 

 

1978年3月       押切~見附。

 

貨物三昧。道路の上で春風に吹かれ。

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宇都宮の65も数本ではあるが遠く新潟まで顔を出していた。

富山の81も東新潟の15も・・・。

 

なんてこと無い7:3構図ばかり。

しかし田んぼがいいなぁ。

 

風を思い出す。そう、着ていたヤッケの色までも空色だったっけ。

 

 

1978年3月      見附~帯織。

 

真っ直ぐな道。

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春の日差しがどこまでも続くように線路も延びる。

 

昼下がりローカル4連が田んぼの中を通り過ぎる。

 

 

そういえば何日か滞在していたのだが、昼飯の記憶が無い。たぶん食べなかったのだろう。

今でもそうだが、出かけるとどこか食堂やレストランへ入ることはめったに無い。

なんとなく恥ずかしいのと、人の中にいる事が嫌いだから。

まぁコンビニの弁当がイイところ。

 

あの頃はコンビニもなく、遠征でも初日のめしは自宅で作ったおにぎりを持っていったし、

水は水筒。冬、石打の駅にバルブに行ったときはおにぎりがカチンコチン、水筒はシャリシャリ

いっていた。

考えてみるとたまに食べる駅そばが贅沢だったなぁ。

 

今、この陸橋の上を車で通る。

助手席のかたわらには買ってきたおにぎりとペットボトル。

煙草を燻らせて。

 

横目で真っ直ぐな線路を見ながら。

 

 

1978年3月       見附~帯織。