名残の夏にミヤハマを想い出した。
宮浜川の土手の道はあの頃と違うコンクリートの狭い流れに変わってしまっていたが、眺める先にはやっぱり列車は通っていた。
今は誰もいない土手の道・・。
あの頃は無かった僅かに茂る木々のほんの少しの陰に身を寄せて列車を見送る。
そうして・・ミヤハマの季節は通り過ぎていくよ・・。
本当はずうっと前から・・・。
ふらりと寄ったミヤハマの空に想いを馳せて・・・。
・・・なるほど想い出すのはゴナナだったりして・・・。
季節は違えどもおんなじ場所でね。
2020年9月4日
1976年3月 東北本線。