157色の想い出。 現在八ッ場ダム本体工事が進む吾妻峡、大型クレーンや索道、コンクリートプラント、色々な重機が大きな音を立てて動いている。ご丁寧に見学用の展望台まで出来ている。ほかの観光客はダムの工事の様子を眺めているが自分は昔の線形を眼で追っている。 写真のこの場所はまさに堰堤本体の位置に当たる。 二度と見れない風景を残していくのは時としてつらい。 それでも大切な想い出なんだろうから・・・。 2014年1月 吾妻線 川原湯温泉~岩島。 2018年3月10日
春まだ浅き越後路。 2月の大雪の名残が残る越後線。 友人とロケハンを兼ねてあっちへ行ったりこっちへ行ったり・・・。途中の自動販売機を見て何回目だっけって笑う。 使うレンズがほとんど一緒の彼と着かつ離れず。楽しい一日。 待っててね新潟色。 2018年2月25日 越後線 石地~小木ノ城。
綾戸の朝。 綾戸の鉄橋を望む。よくこんなところに鉄道も道路も作ったと思う。 後から来た人間は解釈が先に立つし、今の時代の土木技術でもえらいところだと思うが昭和一桁の時代にトンネルと橋梁を架けた技術者と現場の人々を思うと感服する。 鉄橋を渡る轟音は利根川の渓谷にこだまし早88年・・・。 車輌は移り変われども縁の下の力持ちたる彼らの日々は続いてゆく。 2018年2月24日 上越線 津久田~岩本。
荒れる日にも。 最徐行でやってきた新型車両。 新潟の冬の洗礼を受けこれから何十年と過ごしてゆくのだろう。 かつて70系や115系がそうしたように・・・。 侮るなかれ3月。 2018年3月1日 信越本線 青海川~鯨波。
跨線橋を渡り。 上越線の列車は定刻より少し遅れてやってきた。 急ぎ足で只見線のホームへと向かう乗客がひとり。 キハのアイドリングは信号が変わると待っていたかのように唸りを上げて山懐へと向かっていった。 やがて遠くの白銀のスカイラインも闇に包まれ鉛色の空とその境が分からなくなるころ彼女は雪道を踏みそれとも消雪のアスファルトの水をよけながら家路へとつくのだろうか。 日常の営みがささやかであるように、何処の誰だか知らないがあなたの明日に幸あれと。 2018年2月24日 上越線 小出駅。