はくたか・離合。

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70系の窓から。

 

塩沢あたりだろうか、当然、非冷房の窓は開けっぱなしだ。

赤とクリームが迫ってくる。あっとゆうまに風がクロスする。

 

 列車の中を行ったり来たり、景色を眺めたり兄貴と話をしたりとあっという間に国境を越える。

そして渋川を過ぎると、まさに関東平野を感じる。

まもなく武蔵野の畑や雑木林が眼に入ってくる。

 

 

残り少ない夏休み、ゴナナが待っている。

 

暫らくの間上越線よさようなら。そして、またね。

 

1976年8月  上越線。