毛渡沢・夏の日。

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あの夏の日の日差しを覚えている。

ことさら此処「毛渡沢」の。

 

その後の変化が自然であれ、人工物であれ、それはどちらも甘んじて享受しよう。

だからこそ、僕らの時代の夏の日の想い出は今も続いている。

 

肯定からだけでは何も生まれない。否定からでしか生まれないものもある。

しかしそれは、否定し続けることでは決して無い。

 

だから毛渡沢に居た夏の日を忘れない。

 

1976年8月  越後中里~土樽。