山の上。 耳の中がキーンとなって何も音が無い。 静かということを久しぶりに感じた。 雑音の多い世の中。鈍感になっていた。 カンジキに支えられた自分の足が、 一瞬歩みを止めたとき、煌めいた。 八海山 池ノ峰にて。