彼の住んでいるところ。

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彼の家は上高地への入り口とでも言うべきところ。
梓川へは、ほんの数分。

去年の夏に会って以来だ。

心優しき、太公望。

釣果には恵まれなかったが、何よりも一緒いて
景色の中に溶け込めただけで嬉しかった。

『心優しき彼の太公望、また!』。

雪道。

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越後川口から飯山へと抜ける国道117号。
折りしも、冬へ逆戻りしたかのよう。

地震があったあの日、発生数時間前に、
くしくも震源地を訪れていた。

『早く春よ来い』、と思う心。
アスファルトのグレーを『白』が包み隠す。

バックミラーにわずかな轍が線となる。
春間近。

土合。

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昭和6年開通の上越線『清水随道』を抜け土合駅に
滑り込む『とき』。

高校生の頃、渋川の高校の先生と知り合い、休みのたびに
誘いを受け電車の写真を撮りに行った。
先生の家に前の晩にお邪魔して、翌日、群馬はもとより、
遠く新潟・長野まで車でしか行けない撮影地へも出かける
ことが出来た。

ビールがうまいと感じたのも、その頃だった。
いろんな意味でおおらかな時代だったように思う。

秋晴れのその日のことを昨日のように思い出す。
1979年10月14日撮影。