和銅大橋の河原。

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黒谷を過ぎて暫らく行くと、荒川の対岸へと渡る新しい道が出来ていた。

 

「あっ、橋が見える・・・」

「下に降りられるかなぁ」

 

夕陽を浴びて電車がやってきた。

 

みんなで川の音と列車が過ぎる音を聞いて。

 

秋の陽はつるべおとし。

帰りの道は、バイクのライトをつけて。

 

 

1979年11月            黒谷~大野原。

 

Z400FXの彼と彼らと。

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FXに乗る彼の父親は秩父鉄道の保線の仕事をしていた。

ダイヤをコピーさせてもらって、いざ。

 

鉄道写真には縁の無い彼に頼んで、沿線を案内してもらった。

気づくとCBやKH、なんだかツーリングの様でもあった。

 

 

あっそういえば、XLやXT、DTもいたな、しまいには、ダックス、パッソーラなんかも・・・。

いろんな機会にいろんな奴らと。

 

 

1979年11月                 浦山口~武州中川。

 

この日は確か・・・。

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学校の1限だけ出て早退。

熊谷駅の手荷物預かり所で銀箱と三脚を受け取り、高崎線、上越線と乗り継ぎ

此処大沢へ。

 

ゴハチのオールグリーンを撮りに来たのだけれど肝心のカットは・・・。

 

 

各停を乗り継ぎ大宮の家に着いたのは10時ぐらいだったような。

 

 

1979年11月                   塩沢~大沢。

 

京都の自由時間は。

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新幹線の車窓から見た、普段見慣れない電車や機関車。

そして琴電・・。四国のキハ、山陰へ旅立つ列車たち・・・。

 

大原美術館、鳴門の渦潮、金閣寺・・・、も見たけどね。

 

 

やっぱり〝シロクニ〟でしょう。

以上修学旅行報告終わります。

 

 

1979年11月                梅小路。

 

岳人が帰る駅を。

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昭和6年開通の清水トンネルを抜け、「とき」が山間の駅の歩廊に差し掛かる。

ホイッスルを短く鳴らし、あっという間に通り過ぎる。

 

 

岳人は、まだ西黒尾根からの下山の途中か?。

そんな時間。

 

 

西に傾き始めた陽が白毛門を順光に照らす。181は越後から上州へ。

 

秋の陽のそんな景色は、コルゲートのボルトと波に三脚を立て・・・。

 

 

1979年10月                       土樽~土合。

 

綾戸の朝。

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綾戸のダムを渡って反対側へ。

 

急行佐渡転覆の場所といったほうが判るだろうか。

1977年3月のことだった。

暫らくのあいだ岩本駅でブルーシートを掛けられた165がいたのを何度か見ている。

なぎ倒された架線柱の基部コンクリートが一本だけ新しくなったのも鮮明に記憶している。

 

 

1979年10月                        津久田~岩本。

 

雨の石打駅。

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雨に濡れる構内。

 

コンプレッサーの音も、汽笛も、そして警戒音すらすべて雨の幕に包まれる。

 

いつものように連結、そして出発を迎える。

 

 

折り畳み傘のつばを少し上げるとテールライトが雨にけぶり彼方に去っていった。

 

 

1979年9月                      石打駅。