雪晴れのふるさと・ダンプ道路脇。

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もうすぐ冬至、午後の陽が射す。

 

台風一過のダンプ道路の跨線橋にバイクを止めて、風の後の青稲を眺めたのは何時のことだったか。

 

 

あの時も青空が綺麗だった。

 

 

北越のみどりが通り過ぎる。

 

 

2010年12月16日                 見附~帯織。

 

社のむこうがわ。

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陽が傾くのが早いこの頃・・・。

毎年同じ日入りなのにどうしてかそんな風に感じてしまう。

 

はくたかを見送れば、まもなく夕暮れ。

 

 

たぶん漆黒の闇が夕陽の向こうでニヤリとしている。

静かに寝床へ就こう。

そんな夜は。

 

明日から寒くなるよ。

明日あたりは山の上は雪かな・・・。

 

 

2010年12月6日                  塩沢~上越国際スキー場前。

 

今日の陽。

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もうすぐ師走だって・・・。

はやいねぇ。

 

こんな色も、もう終わり。

まもなく白が全てを被い尽くす。

 

つるべ落としの陽が傾く頃、急ぎ足で列車は往く。

 

 

田圃よ、今年も、ごくろうさま。

 

 

2010年11月27日                 塩沢~上越国際スキー場前。

 

時雨どき。

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あぁ嫌だ。嫌だ・・・。

 

 

過ぎ行く季節。

 

 

遠く、おもての世界に、陽は注ぐ。

アクセルを踏む、強く強く・・・。

 

 

過ぎ行く景色は、己の心の中に、ブレーキとアクセルを絶え間なく交互に見せつける。

何でだろう・・・。

 

 

待っていろよ。表の景色。

待っていてくれ、友たち。

 

 

今は、こうして東西南北が分からなくとも。

 

 

2010年11月11日                       関越自動車道  新潟地内。

 

新保屋小路。

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傘通らん小路・・・。

 

場末の昼下がり。

 

 

聞き覚えのある懐かしい声が、テレビと食器の音に混じり、

玄関のすだれの隙間から小路へ漏れてくる。

 

 

小学生の頃、夏休みになるといつも此処見附に来ていた。

陽に照らされてコールタールの匂いがどこからともなくしてくる。

短パンとランニングの僕が歩いている。

 

 

夏の終わりに、同じ匂いが鼻腔を抜ける。

おじさん、おばさん。顔も見せずに失礼します。

一礼して。

 

 

2010年9月10日               見附市新保屋小路。