踏切脇の柿の木。
今年最後かもしれない晴れの朝。
いつものようにはくたかが往く。
渋柿だろうか。
2010年12月19日 石打~大沢。
踏切脇の柿の木。
今年最後かもしれない晴れの朝。
いつものようにはくたかが往く。
渋柿だろうか。
2010年12月19日 石打~大沢。
天気予報は午後からまた雪。
名残の陽が鈍く射す。
芭蕉も歩いたであろう、くぬがのみち。
今ではタイフォン一声、トンネルを抜けて列車は走る。
2010年12月16日 笠島~米山。
もうすぐ冬至、午後の陽が射す。
台風一過のダンプ道路の跨線橋にバイクを止めて、風の後の青稲を眺めたのは何時のことだったか。
あの時も青空が綺麗だった。
北越のみどりが通り過ぎる。
2010年12月16日 見附~帯織。
もやの立ち込める頃。
朝一番の汽笛。
そして列車は通り過ぎていく。
まだ、けだるい時間。
ざわめく心とは裏腹に。
2010年12月7日 上越国際スキー場前~塩沢。
陽が傾くのが早いこの頃・・・。
毎年同じ日入りなのにどうしてかそんな風に感じてしまう。
はくたかを見送れば、まもなく夕暮れ。
たぶん漆黒の闇が夕陽の向こうでニヤリとしている。
静かに寝床へ就こう。
そんな夜は。
明日から寒くなるよ。
明日あたりは山の上は雪かな・・・。
2010年12月6日 塩沢~上越国際スキー場前。
残照の中。
遠い昔、京へ庸調を運んだであろう、くぬがのみちへ。
上田の庄から新しき路を通り。
今、はくたかが跳ぶ。
跳ぶ飛ぶ・・・。
2010年11月27日 六日町~魚沼丘陵。
もうすぐ師走だって・・・。
はやいねぇ。
こんな色も、もう終わり。
まもなく白が全てを被い尽くす。
つるべ落としの陽が傾く頃、急ぎ足で列車は往く。
田圃よ、今年も、ごくろうさま。
2010年11月27日 塩沢~上越国際スキー場前。
あぁ嫌だ。嫌だ・・・。
過ぎ行く季節。
遠く、おもての世界に、陽は注ぐ。
アクセルを踏む、強く強く・・・。
過ぎ行く景色は、己の心の中に、ブレーキとアクセルを絶え間なく交互に見せつける。
何でだろう・・・。
待っていろよ。表の景色。
待っていてくれ、友たち。
今は、こうして東西南北が分からなくとも。
2010年11月11日 関越自動車道 新潟地内。
八海山。
霊峰と言う。
信心とは、あの頂に向かう己を信ずる心。
苦しくても止めない、あきらめない。
そして手を合わせ下山。
2010年10月12日。 八海山。
傘通らん小路・・・。
場末の昼下がり。
聞き覚えのある懐かしい声が、テレビと食器の音に混じり、
玄関のすだれの隙間から小路へ漏れてくる。
小学生の頃、夏休みになるといつも此処見附に来ていた。
陽に照らされてコールタールの匂いがどこからともなくしてくる。
短パンとランニングの僕が歩いている。
夏の終わりに、同じ匂いが鼻腔を抜ける。
おじさん、おばさん。顔も見せずに失礼します。
一礼して。
2010年9月10日 見附市新保屋小路。