水上の鉄橋が見えた。

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水上の鉄橋を望む。

此処は前まで小さなスキー場があった所。

スキー場といっても小さなロープトゥーだかリフトが1基ある、本当に小さなスキー場。

子供のソリ遊びにもってこい、そんなところだった。

それでも、最盛期には休みになると結構の人出で賑わっていた。

 

10年ぐらい前に閉鎖されて、ここがスキー場だったことなんて、景色を見ても気づかないかも。

あの頃だって、オフシーズンにはゲレンデは畑だったもの。

 

幼稚園に通う息子を連れてきたスキー場。

小さなスキー場。

 

息子は晴れてこの春、高校へ入学する。

 

ゲレンデでソリに乗ったり雪遊びをして、はしゃぐ息子の笑顔がビデオに残っている。

「一緒に見るかい?・・・」。

照れくさいだってよ・・・・・。

 

 

小さかった息子・・・小さなスキー場で・・・。

 

 

2009年12月28日               湯檜曽~水上。

 

ダンプ道路の脇。

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春が近くまで来ている、たぶん。

 

あと何度かの名残雪が降ることはあっても、すぐに融けるだろう。

出来ればそうあってほしい。

 

 

春よ早く早く。

15の頃に嗅いだ懐かしい匂いをつれて来い。

 

 

2010年2月24日                  見附~帯織。

 

谷川岳へ続く道。

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茂倉新道をたどって矢場の頭そして茂倉岳。

蓬沢をつめて蓬峠。

万太郎沢・・・。

たくさんの岳人がこの道を通って谷川へ向かった。

あるいは遭難の報せを伝えるべく駆け下って来た。

 

この先の尾根で風を見たのは遠い昔。

風の固まりは、まるで固形物のようだった。

正直怖かった。

 

 

目印の竹ざおをザックに挿した3人組が通り過ぎた。

話し声を弾ませて。

どうか無事で。

 

 

2010年2月20日                  土樽~土合。

 

雪晴れのジョイント音。

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右の築堤を駆け下りる姿が見えたかと思うと、鉄橋を控えめなジョイント音を響かせ、

冬の真昼間に貨物が行き過ぎる。

 

 

雪原には昨夜の足跡ひとつ。

青空は国境の向こうに続いている。

 

 

遠くからスキー場のBGMが風に乗って聞こえてくる。

 

 

2010年1月20日                 土樽~越後中里。

 

秩父路、春間近。

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秩父鉄道を撮りに行ったのは久しぶり。

 

高校へ入学し暫らくした頃、長瀞から通っているひとりの友人との話の中で

彼の父親が秩父鉄道の保線の仕事をしていることを知った。

 

「ダイヤもらえないかなぁ」

「聞いてみるよ」

暫らくすると、原本は無理だけどコピーならいいと返事が返ってきた。

 

彼の父親が休みの日に合わせて長瀞の自宅まで行き、お礼もそこそこに近所の文房具屋へ行って、平日、休日のダイヤのコピーを取らせてもらった。

 

旧型電車やデキ、ED38・・・。

バイクに三脚をくくりつけ、カメラバックを背負って、いろんなところに行ったなぁ。

 

 

彼の父親が亡くなってずいぶん経つ。

いつもこんな風に一生懸命仕事をしていたのだろう。

 

「ダイヤ、ありがとうございました」。

 

 

2010年2月9日                        長瀞駅。

 

冬の毛渡沢。

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木製、プラスチック、アルミ。カンジキの種類です。

状況により使い分けしています。

登行が少ないのなら、断然木製。

それも、木の太さがしっかりしているもの。ある意味かっこいいんだな。

 

冬山をやっていると装備には事欠きません。

何よりも安全第一。

 

冬も野宿が楽しくなります。

 

 

2010年1月26日                   土樽~越後中里。

 

雪晴れの午後。

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岩原のカーブを望む。

 

午後になり、少し湿度が上がってきた。

やっぱり天気には逆らえません。

 

平標、仙ノ倉、万太郎、茂倉。朝日、白毛門。巻機、中ノ岳、駒、八海。

眼で追っているとそれだけでも飽きません。

 

 

2009年1月27日                 岩原スキー場前~越後中里。

 

夜の底と蒼き光跡。

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夜の河。

 

音も無く、綿帽子をすり抜け、限りなく透明な川の水が、ひとところに止まっているかのよう。

かろうじて、秋の落ち葉の色を川底に残し。

 

鉄橋を渡る汽車の窓から、一瞬、視線が止まる。

 

それでも、水は流れの中で動いている。

胎動が如く。

 

 

2009年1月26日                越後中里~土樽。

 

残光。

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国境を小さな電車が駆け下りてきた。

今日最後の陽を浴びて。

 

親戚の人に連れて来てもらって初めてスキーをしたのが岩原。

家族でわらび採りに来たのが岩原。

彼女を連れてギンレイ体育館の脇の白樺の木をバックに写真を撮ったのが岩原。

181系「とき」の疾走する様を見送ったのが岩原。

 

子供たちをキャンプに連れてきたのが岩原。

 

 

時代が移り今日も此処に立っている。

眼を閉じるとありありと残光のように甦る懐かしい日々。

どうかその陽が消えませんように。

 

今日もスキー場の駐車場で野宿としゃれ込もう。

今日の一杯はまた格別だね。

 

 

2010年1月19日                  越後中里~岩原スキー場前。