東京湾アクアライン海ほたる。
モニュメントだね。
2011年8月 海ほたる。
東京湾アクアライン海ほたる。
モニュメントだね。
2011年8月 海ほたる。
春の訪れが遅かった今年。
駆け足のように夏の予感。
風が湿原の上を優しく過ぎる。
そして雲が流れる。
2012年7月 池の平湿原。
秩父困民党の絶望ともあきらめとも言える最終段階に差し掛かったあの頃。
秋の深まりを予感して、各地でオルグ活動が熱を帯びる。
高利貸しや郡役所に対する正当な要求方法では解決がつかなくなり、
やがて身代限りとなることをも覚悟した人々の住まう耕地に雨が降る。そう雨が降る・・・。
ふつふつと湧く民衆のエネルギーが山中谷と呼ばれる秩父盆地の細い一本の谷々から
昇華するべく天上へ帰ってゆく。
いつかやがてハレの日を信じて。
2012年10月18日
釜伏峠界隈。
八高線で撮影してから此処波久礼まで足を伸ばした。
電車は来るは貨物は来るはで結構楽しい。
八高線で撮影していたら珍しく鉄の人に会いました。
有名撮影地の喧騒が苦手でのんびりと撮影できるところというのでいらしたようです。
列車を待つ間、暫く話をさせていただきましたが、とっても感じの良い方でした。
またどこかでお会いしましょう。
2012年9月26日 波久礼駅。
好きだった詩・・・今だって好きだけど。
口ずさむメロディーは今の彼の歌をあまり知らなくて、昔の歌ばかり。
♪今日一日が終わりだと西の空がため息ついた・・・・・・。
思わずセンチメンタルになる。
あの頃より歳をとったのに心はあの頃のままだから・・・。
2012年9月20日 小川町駅。
心が安らぎ潤いを求めている。
大地はこの幾らかの雨でほっとしているのかも。
自分もほっとしたいが心はシアン色。
だから9月の雨はシアン色。
2012年9月20日 八高線明覚駅。
東大宮から蓮田の撮影地を最近ではヒガハスなんて陳腐な名前で呼ぶ輩がいるようだ。
呼び名なんて所詮どうでも良いのかもしれないが、あえて「宮浜」と呼びたい。
もっと昔の人から言わせれば「宮浜」も陳腐なのかもしれないが・・・。
ゴナナ時代、此処に集まる一部の連中が呼んでいたのが、すなわち「宮浜」。
字のごとく「ミヤハマ」と呼んでいた。
「明日どこへ行く・・・」
「ミヤハマ・・・」
「牛田?」
「うん、田んぼに水が入ったからサイドビューかな・・・」
なんて会話があの頃交わされていた。
東大宮から蓮田までのたった一駅の区間で、7対3の基本から、サイドビュー、流し撮り、シルエット、俯瞰、切り取り構図、さては構図内の邪魔物をいかに処理するか・・・・・。色々と基本を学んだのが此処だった。
シャッタースピード、露出、ピントはマニュアルが当たり前・・・レンズだって短焦点しか選択出来なかった。
今どきの鉄は随分とカメラ任せになってしまったようだが、用は「撮れた」のではなく「撮った」・・・。言い換えてみれば撮った結果からしか失敗は学べない事もが、ただ撮れてしまって気づかずにいるのではないだろうか。
大きい意味で、技術の進歩でマニュアルである必要は無くなってしまった。絞りもピントもシャッタースピードも、画角だってズームで何とかなってしまう。感材の進歩ではエマルジョンナンバーの色補正をゼラチンでやることも無くなった・・。
ちょっと待て、カメラなど進歩で確かに便利になったことは否めない。かく言う自分も現在ではデジタルカメラを含め今の機材(パソコンやソフト等)に助けられているのも事実。
昔のような要らない苦労(機能、感材)はしなくていいだろう。ましてや昔は良かったなんて言葉で若者を潰すくだらない大人になれとはもちろん言わない。
だだひとつ変わらないこと。
鉄道や景色は、そこに在る物でしかない。
撮らせて頂く中で、自分のわがまま(撮りたい欲求)をどう叶えるか。
ロケハンしようよ!。
お立ち台だって構わない、もっと周りを見回してみようよ。
一歩でもいい横へ動いてみようよ、しゃがんでみようよ。
要らない連写のなかの一枚だったら、要る連写の中の一枚を大切にしようよ!。
言い訳や奇をてらう一枚じゃなくて、堂々と、その一枚を撮ろうよ。
撮れたのではなく撮った一枚を失敗を含め大切にしようよ!。
そこには何年経っても色あせない景色が待っている。
まぁ、そんな偉そうに言う自分の写真がこんな物ですから・・・・。失敬。
十数年ぶりに兄貴と一緒にミヤハマしました。
もちろん、レンズも構図も違います。
やっぱり勉強になりました。
また行こうね・・兄貴・・・・・。
2012年9月5日
東大宮~蓮田(ミヤハマ)
「♪懐かしい人や街を訪ねて汽車を降りてみても・・・」
中学3年の1月、珍しく関東に雪の降った翌日、雪景色の両毛線が撮りたくて
ゴハチの牽く121レに乗って小山まで行き両毛線に乗り換え訪れた。
この跨線橋に来るのはそのとき以来だ。
大切な想い出は仕舞っておいた方が良いこともあるけど、勇気を持って出掛けることも必要。
そうじゃなかったら、今だからわかることすら見逃してしまいそうで。
もちろんすべてに言えることじゃないけれど。
朝日を浴びて、白銀に輝くスカ色の旧型国電たち・・・。
寒かったけれど銀箱に腰掛けて眺めた回りの景色はほんとにきれいだった。
稲穂輝く今の時、少しだけ汗をかいて電車が来るのを待った。
ちょっとだけ昔を想い出せた。
2012年9月2日 大平下~岩舟。
雨の日も風の日も、雪に埋もれる長い日々も、ずうっと此処に。
微笑を絶やさず見守ってくださる。
田植えの時もそして実りの時も・・・。
合掌。
2012年8月30日 石打~大沢。
草いきれの中、キハが唸りをあげて登ってくる。
僕の帽子のつばから汗が滴り落ちる。
腕の毛穴から玉になって汗が噴出す。
鉄を始めた頃、宮浜で嗅いだ匂いそして想い・・・。
水筒の冷えた麦茶をゴクリと・・・。
2012年8月23日 折原~寄居。