朝霧の向こう。

日の出の時刻ではあるがどうやらあまり天気は良くなさそうだ。しっとりとした空気が停めてある車のウインドウを濡らしている。

窓を開け車を走らせると一本の木が目についた。遠い開拓の頃、此の木は切られずに済んだのはただの偶然ではなかったのではないかなと想う。そんな気がした。

2019年7月   十勝管内。

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