あけぼの。

昨日の台風でサンライズの運休をニュースで聞いた。

夜行列車たったこれだけになってしまったんだ・・・。

遠く九州から山陽や関西も、そして上野に着く東北や北陸からの列車たち。

みんな無くなってしまったんだ。

需要と供給のバランスとは言うけれど供給する側の問題はなかったのだろうか。

分割民営化で自社の利益だけの追及の挙句がそういった列車の存続に影響したのではなかろうか、早く不採算の列車や線区をつぶしたかっただけの話だといわれても仕方がないやり方だったように思う。組合も弱体化し問題提起する間もなく現在に至るような気がする。

しかし、庶民の為の列車が無くなる中であの媚びを売るような豪華列車は生き残れるのだろうか、今は物珍しさとマスコミの宣伝でチヤホヤされているがあの列車のリピート率ってどんなもんなのだろう。インタビューされる乗客は何某の記念にと高額な料金を払うと言う。この先何月までは予約がいっぱいだとこれまたマスコミに煽られ更に高級ボケしたツアーパック式旅行しかできない成金ジジイと厚化粧ババアが卑屈な笑みを浮かべ揉み手して待ち構える地方へと赴く。年金天国の今はいいだろう。もうすぐ年金氷河期がやってきてそんな連中はみんな寿命が尽きて残るのは今でさえ一部の金持ちだけどさらにそんな連中は少なくなっていくだろう。そしてその後残るのはあの頃のジジイとババアはよかったなんて回想するジジイとババアだけの世の中だ。豪華列車に未来はあるのか。

乗りたい列車はありますか・・・。

そう これからも乗りたい列車は走りますか・・・。

東大宮と蓮田の景色の中、あけぼのが行ってしまった・・・。

これからも見たい列車を見れますか・・・。

1983年11月    東北本線   東大宮~蓮田。

「あけぼの。」への2件のフィードバック

  1. 「四季島」は同音の「敷島」が帝國海軍の戦艦として存在しました。いっぽう西の「瑞風」は「瑞鳳」だったなら同じく帝國海軍の空母の艦名(でも実在せず)みたいでカッコよかったんですが「みずかぜ」じゃ…ね、海上自A隊ですよね。

    閑話休題。
    どこでも行けるハイブリッドなクルマを実用化したなら、上野を長大編成で発って後ろの方からどんどん切り離して石巻、釜石、大館、宮古、むつへそれぞれ向かい、最後に残ったユニットが青森に至る…、そんな夜汽車ができるでしょう。ユニットごとの定員はせいぜい数十人、バス2台ぶんぐらいなら十分勝算はあると思えるのですが。
    「夜こまち」も妄想します。夜おそく東京を発ち、午前0時の門限ギリギリまでに盛岡まで全力で走って大休止。盛岡からは「在来線」だから「新幹線」のルール適用外とみなして3時か4時ころに出て秋田へ6時ころ…。

    それと、もしも私が大金持ちだったら首都圏で老朽化して使い道のなくなった二階建てグリーン車を客車化してJR貨物に運転をお願いし、旅客会社の運賃・料金規定に縛られない列車を田端から梅田まで、それぞれの貨物駅に専用乗り場を作ってノンストップ夜行を走らせたいですね。

    国鉄~JRは「寝台」にこだわりすぎたように思います。長大編成の寝台特急はまさに私たちの憧れでしたが、これから大衆に愛される「夜汽車」が出てくるとすれば、上記のような姿かな?と思います。

    旅に出たい!夜明けを旅先で迎える、新幹線では不可能な空白の時間帯へ行ける汽車に乗りたい!

    1. お久しぶりです。

      旅に出たい。
      夜明けを旅先で迎える。

      まったくその通りであります。

      一番星とジョナサンの時代コックピットから見た景色が忘れられない。
      歌うヘッドライトのテーマソングが流れている・・・。
      そんな感じで115系のがたつく窓をいっぱいにあけて夏の朝の風を
      嗅いでみたい。

      また出かけましょうよ。
      新潟に。

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