越後湯沢のロープウェーに乗って。

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湯沢駅の石打側数百メートルを見下ろす。

新幹線はないし、家並みも長閑なものだ。

 

 

晩年まで小説「雪国」に筆を入れつづけた。

「高半」改修の年に自ら命を絶ったその作家はその後の変貌をあの世からどう見ているのだろうか。

 

天の川を天空から見下ろしその下にある今の越後湯沢の街を見ているのだろう。

「ほぅ、ずいぶんと立派になったねぇ」

 

1976年8月  越後湯沢~石打。

 

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