そうだあそこに行ってみよう。

1月1日の夕方ふと思いついた。

低俗な正月番組を回し見して辟易とした自分の中にいくらかの怒りを覚え、「ちょっと出かけてくる」と言ってみた。案の定やっぱりという顔の女房に手作りののっぺや焼き豚、伊達巻に昆布巻きなんかをタッパに詰めてもらって、その間にカメラ機材と野宿用のテントや火器など一式そろえいつものことながら30分もしないうちに関越に乗り車を走らせる。

平沢峠に着いた。

風に飛ばされないようテントを張り終えるとすぐさま中にもぐりこみ持ってきたおせち料理とテルモスに入れた年末に買っておいた鶴齢の純米酒のぬる燗で晩酌を始めた。女房に心の中で感謝し詫びる。風が強くそのたびにテントにつるしたライトが揺れる。

早くにダウンハガーに入り朝四時に起きると八ヶ岳の上にはスーパームーン。

 

誰もいない早暁の時。

蒼白く光る景色に見とれる。

 

 

2018年1月2日      野辺山高原   平沢峠。

 

 

デキの季節の色。

青い空に青いデキ。

毎年の事ながら結局仕事が落ち着く今頃とデキの青い色が重なる。

パンタを伸ばした季節が自分の両手を広げている。

 

北風が強く吹くほどに遠い魚沼を想い北の空に向かってその手を上げてみる。

 

 

2017年12月28日      秩父鉄道   三ヶ尻~武川。

 

久しぶりの秩父。

いつもの八高線折原界隈を通って波久礼に出て140号を西にハンドルを捌く。

あそこの俯瞰はどうなっているのだろう。

車を止めてハイキングコースを行き伐採地に入ると秩父らしい風景が待っていた。

この一枚だけ撮影するとトンボ返り。帰りに珍しく友人御用達の食堂に寄って昼食。

 

3か月半ぶりの撮影・・・。なのになぜかエンジンのかからない一日だった。

 

 

2017年12月27日       秩父鉄道   親鼻~上長瀞。

ちょっとだけ逃避行。

 

11月の末に坂町は荒川に行ってきました。

釣果はすこぶる快調とまではいかなかったけれど一日半で5本の釣果。

友人でもある彼から非対称ハンドルを釣行前日に六日町に寄ってあーだこーだと話をしながら購入。

とにかくリーリングとフッキングの体感がすこぶる快調!。

ありがとうございました。

 

ちなみにこの鮭。頭はカマ焼き。骨の周りと白子はガラ汁。身は鮭フライとみそ漬け。捨てるとこ無くいただきました。

 

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って最後は宣伝で。

台風一過の電車の来ない日に尋ねてみたが。

前日の夕方台風に追いかけられるように名古屋から飯田へ。

飯田で上げ膳据え膳の夜を過ごし翌日当時の記憶を頼りに下道で駒ケ根まで走ってみた。途中の思い出の駅「山吹」。

 

懐かしい人や街を訪ねて汽車を下りてみても

眼に映るものは時の流れだけ心が砕けてゆく・・・・・。

 

かつて吉田拓郎が歌った歌詞の通りの光景がそこにはあった。

大切な青春の思い出が壊れていくようで車の中に残した女房には見せなかったが涙が出てきた。

 

飯田、元善光寺、飯島、上片桐、七久保、田切・・・思い出の場所に立ってみた。台風一過の運休が続く電車の来ない飯田線。

今日に限って言えば電車が来なくてよかったのかもしれない。

 

 

 

 

2017年10月23日    飯田線  山吹駅。

1983年の飯田線山吹駅。

乾布とルーペとセコニック。

セコニックのL448とウイスタのルーペ、それと乾布。

デジタルカメラになりバックモニターで乾布とルーペを使うなんて想像もしなかった。

 

この写真8×10がカンボ、レンズは見えないがたぶんジンマーのイメージサークルの大きい360ミリ。撮影しているのはウイスタの4×5VX、レンズはジンマーの180ミリ。

 

24歳の自分がやけに生意気そうだ。

ゼンマイ式のレリーズでの一コマ・・・そういえば前の晩も此処で野宿だったなぁ・・・。

 

 

1987年5月         水上 上の原高原。

ススキの道。秋に向かう。

まだ日差しが夏の終わりから抜けきらないでいる。それでもススキは季節を先んじて秋を連れてくる。

色づき始めたのはススキだけじゃなくてオスのアキアカネが自らの体を色付け山から下りてき始めた。その姿はまるで秋にブナ色になる鮭のようだ。そばを流れる大河信濃川に鮭が上がってくるのにはもう少し時間がかかる。

のんびりとした時間が流れる傍で短い秋に向かうひと時。まだ暫く冬の足音を聞くことが嫌なそんな夕暮れ。

 

 

2017年9月9日     飯山線   越後岩沢~下条。