カムイッシュ。

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神の住むところ。

夕どき、右手の山の先、日が落ちる。

山影は、蒼く沈む。

国立公園内で、繰り返される営み。
そんなことも知らずに、内地からの観光者。

観光者たる所業。そして、観光者を飲み込みむ所業。

風と共に静かに蔭ゆく・・・蒼き湖。

秋風が吹くと、すでに、その景色を思い出す。

誇り。

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北海道の十勝平野を旅した頃。

河岸段丘の畑を見下ろすその場所で、民間委託され自家用車で郵便配達をするひとりのおばさんに会った。

挨拶を交わし、また次の配達先に向かうおばさん。小一時間もした頃、また、過のおばさんが坂道を上がってきた。
下の町でわざわざ自分のために弁当やらジュースを買ってきてくれた。

ひとしきり、都会に出て行った息子の話などをする中、おばさんが言った一言。
『ここから見る景色はいちばんよ。季節の移り変わりや、朝な夕なに見るここが好きなのよ』
『ここが自慢なのよ』、と。

誇り高く生きている人がそこには居た。
何気ない景色の中に。

夕暮れを前に、河岸段丘を見下ろす。

輪廻。

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生態系の重要性が話題になる昨今。

必要最小限の動植物の享受はありえるものと。

かつて、アイヌの人々に熊送りの儀式があったように、自然の中に神の存在を意識して生活してきた人々の生業。

特攻船に乗り、旧ソビエト国境までも出漁せざるおえない現実。

“其処”に住む、ということの難しさを感じる。

羅臼より国後を望む。

天都山。

天都山からの網走湖と能取湖。

7月の夕時。
もともとは、沿岸文化のアイヌの人々が見た夕景色。
いつの間にか山間地へ追いやられ、そのアイヌモシリから鮭すら自由に採る事をも許されずに
夕日ですら奪われた彼らを想う。

天都山の中腹にアイヌや北方少数民族の博物館がある。
物言わぬ彼らは、この黄金色の景色をガラスケースから見ている。
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山里の春

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旧栃尾市から旧下田村。市町村合併により、長岡市と三条市に名前が変わりました。
三条水害、中越地震から一年半。撮影地へ向かう道すがら、雪解けを迎え今もいたるところで復旧工事が行われていました。
山間地の災害は、当たり前のことですが道路復興が出来なければ、文明の利器ともいえる重機といえども入れません。
平地ではあぜを作るのも機械化された今日。しかし山間地では、すべての作業が人手が頼りです。

やっと迎えた春の日差し。山影ではカタクリが咲き、山間の棚田の雪消えもまもなくです。

見聞日記スタートです。

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これから不定期ではありますが、日々感じたことや野外活動にかかわることをつづっていきたいと思います。

兄の影響を受け小学生の頃から鉄道写真を撮り始め、EF57に出会いそれから本格的に写真にのめりこむのには時間はかかりませんでした。
幸い、年上の人たちが多い環境でしたのでいろんな意味で写真の基礎を学べたのがよかったのかもしれません。

ゴナナが無くなり、青梅、吾妻、両毛、身延、飯田の各線によりどころを求め、また上越線には特別の思い入れがあり四季を通じて通いました。

鉄道写真は風景主体の撮影が多かったこともあり、気がついてみるとC220からペンタ6×7、マミヤプレス、GW690といろいろなカメラを使いその後4×5、8×10を使用し風景写真に傾倒、北海道は十勝地方を中心に撮影をしていた時期もありました。

 

何はともあれ、よろしくお願いします。