山間の駅。

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谷川岳。

昭和6年の上越線開通とともに此処土合駅から沢山の岳人がその頂を目指した。

その後、戦後空前の登山ブームを迎え、3人寄れば山岳会などと揶揄された若者たちを中心に沢山の遭難事故を起こすことになる。

主に東面岸壁である一の倉沢、マチガ沢、幽の沢などは遭難の巣とされ、その後、魔の山、人喰い山などとありがたくない名前まで

頂戴することとなる。

一の倉沢など岸壁基部に向う岩肌には沢山の遭難レリーフが埋め込まれている。

墓場の山とはまさにこのことだ。

 

登頂成功の歓喜に足取りも軽く山を下るもの、あるいは遭難の知らせに駆け下ったであろう道のすがらに遭難の碑が佇む。

700名を有に越える一人ひとりの名前が碑板に刻み込まれている。

 

そんな遭難碑のすぐ裏から駅を見下ろす。

少し前、前後して単独行の男性が二人、この列車に乗るために下っていった。

雪焼けした良い顔をしていた。

 

 

2014年4月15日                上越線   土合~土樽。

雪解けの魚野川。

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鉄復活前、一時期釣りに凝っていた。

 

魚野川水系は足しげく通った。

六日町や石打の地元の釣り仲間も出来楽しい時間だった。

 

ここは対岸の関越脇の小路を行きそこから入渓。

弁天淵手前までの楽しい釣り場だった。

鉄をしていても渓相を眼で追いあそこに立ってあのラインを流そうなんて考えていると楽しい。

 

そして、やっぱり電車かっこいい・・・。

 

 

 

2014年4月15日               上越線   石打~越後湯沢。

岩原 春の陽。

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右の築堤は踏切跡のもの。

小さな踏切を渡り線路脇でよく写真を撮った。

 

岩原ゴンドラへ向う道も整備されて2車線になって久しい。

その昔、大源太川を渡る木の橋があった。橋の上には泥が被せてあったのを覚えている。

 

彼女とバドミントンをして遊んだのは車のあまり来ない道路脇だったのも懐かしい。

 

家族とスキーやワラビ取りに来たことも岩原の思い出。

母親が眼下の大カーブを行く列車を見つけみんなで眺めた。

  

 

 

車のドアを開けっ放しにして、今日の春の陽に少しだけまどろむ。

 

 

2014年4月15日           上越線   岩原スキー場前~越後中里。

魚沼へ。

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前日の夜此処へ着いて野宿。

月が綺麗で良い夜でした。

 

さほど冷え込むことも無く朝を迎える。

すがすがしい。その一言に尽きる。

 

桜もあと一週間というところかな・・・。

大好き魚沼。

 

 

2014年4月15日         上越線   石打~大沢。

桜咲く。

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やってきました、この季節。

 

桜の木が植えられた元荒川。

ずうっとたどっていくと蓮田~白岡のその昔有名だった東北線元荒川橋梁に。

 

 

2014年4月1日                  高崎線   行田~吹上。

春の小川は。

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陽射しに誘われやって来た。

 

なんとなく東大宮~蓮田の宮浜川や綾瀬川の雰囲気に似ているので、和むのだろうか。

 

 

数本の列車を見送り早々に帰路につく。

 

 

「草津」も185系から置き換わり、改めてダイヤ改正があったことに気づかされる。

ちなみにこれってボンネット・・・。

 

 

 

2014年3月24日                高崎線   行田~吹上。

125レの時間。

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ちょうど125レの時間。

 

ギラリのゴナナを撮ったんだよね。

 

電気機関車が牽く客レが有るだけでもまぁ良しとしようよ。

 

 

仕事帰りのワンショット、なのでズームで失礼。

 

 

 

2014年3月18日                東北本線   蓮田~東大宮。

原点。

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春の気配が陽射しにも感じられるようになった今日この頃。

 

あの頃毎週のように自転車で通った、東大宮~蓮田。

 

 

河川改修で舗装された土手、無粋な金網や単管パイプ、田植えがされなくなり荒れた水田、

そして大きなケヤキがシンボルだった屋敷森も伐採された。

しょうがないよ・・・、此処で初めてEF57を撮ったのは1974年、今から40年前。

小学5年生だったんだよ・・・。

 

此処に居るだけで満足だよ。

 

 

2014年3月12日                  東北本線   東大宮~蓮田。

今日、夜行列車が消える。

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一晩中、水銀灯が消えることの無い構内。

 

幾本もの夜行列車が、真夜中のサミットを越えて行き来した。

 

 

発車のホイッスルそして警戒音。

眼を瞑るとありありと目蓋に映る。そして聞こえる。

 

上越線を越えた夜行列車たちよ、さようなら。

 

 

ひとしきり、ため息をついただけ。

 

 

 

1979年3月             上越線   石打駅。

 

 

熊谷駅で。

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暫しの雪国からの帰り道の彼。

 

コダックさんとの邂逅。

一献傾け、話が弾む。

 

 

帰り道、靴底のスパイクが駅のコンコースにカチカチ響く。

 

 

又逢いましょう。

 

 

2014年2月27日                     熊谷駅。